婚約破棄の経験があるって
ご存知ですか?
ここに、恋愛と結婚の違いが
表れています。
いまは、アラフォーのFさん。
数年前に婚約破棄されました。
アイドル風の顔立ちだけど、
バリキャリで高学歴女子。
お嬢様そだちの名残が、
ときどき言動に顔を出します。
英語もペラペラなので、
海外旅行もよく行ってました。
そんな彼女にふさわしい
恋人ができたのが、30歳の頃。
3年間つきあって
プロポーズされました。
ところが!!
彼のお母様が、
大反対されたのです。
結局、苦悩しながらも彼は、
結婚できないと告げました。
それからのFさんは、
数年経っても彼との話になると、
泣きながら語るような状態でした。
そりゃあ、当然ですよね。
いくら時間が経とうとも、
忘れられない人はいるものです。
一生覚えているかも知れません。
それでも日にち薬という妙薬は、
恋の病いには何よりも効きます。
少しずつ、少しずつ、
けれども確実に、薄れゆく思い。
そして、現実の世界で前を向いて
生きていけるようにしてくれます。
彼女も、アラフォーとなって
新しい人生を歩いていこうと
しています。
しかし、彼のほうが、
私には心配でした。
おそらく彼は、
この先ずっとFさんのことを
忘れられないでしょう。
Fさんのことを、
ふとした拍子に思い出しながら、
自分を責める。
最後の別れのシーンが
目に焼き付いて、
エンドレスに回想されます。
彼は、彼女のことを
一生思い出しながら、
生き続けるのです。
好きな人に、自分の思いとは
裏腹なことを告げなければならない。
こんな役回りは、
誰でも避けたいものです。
彼の辛さが分かる人は、
同じ経験をした人だけでしょう。
Fさん以上に、彼の今後の人生は
辛いものだと思いました。
そうしてまで、
親の意向を汲みとった彼。
それは、
結婚後の生活を
考えた結果かも知れません。
彼女にとって
辛い結婚生活となる。
そういう判断を
したとも考えられます。
子どもが生まれても、
義母との関係が
うまくいくとは限らない。
それほど結婚は、
未だに家と家の結びつきが
大きく影響するのです。
反対された結婚を、
無理に押し通して
結婚したカップルもいます。
でも、やはり離婚する
確率が高いですね。
親族のなかでの交流が、
ギクシャクしてしまう。
両家から祝福された
カップルにはないストレスが
付いて回ります。
そのストレスは、
やがて夫婦の仲にも
影響を及ぼしてきます。
このときお互いがケアする関係を
続けられる夫婦は乗り越えられる。
「(親族との関係は)私が死ぬまで
続く関係ではないと、
自分に言い聞かせてました」
この言葉は、私が訪問したお宅の
老婦人のものです。
お姑さん・お舅さんを
お見送りして、
ご親戚のうるさ方も
お亡くなりになったら、
だんだんと自分たちのことを
詳しく知る人も少なくなってきた。
すると、年とともに自由に
振る舞えるようになって、
親族からも相談を
受けるようになってきた。
なんと、自分の役回りが
変わってきたそうです。
そうなると、目の前も明るく
なってきたとのことでした。
「やがて、笑い話になるものです」
「でも、こんな苦労は、
あなたには勧めないわ」と、
笑ってらっしゃいました。
このご夫婦は、とても和やかな
雰囲気に包まれていて、
いつご訪問しても
仲良く庭仕事をしていたり、
ティータイムをしていたり。
そんな過去があるような
ご夫婦には見えません。
人は見かけによらぬもの。
さて、その後のFさんですが、
転職したと連絡がありました。
まだ、結婚を考える
男性はいないものの、
交際はしているとのこと。
いずれは、結婚もしたいと
思っているそうです。
恋愛と違って二人だけの世界で
成り立たないのが結婚。
それほど、公的な関係になります。
恋愛は非日常ですが、
結婚は日常生活そのものです。
周囲が自分たちの関係を
認めているから日常生活になる。
その子どもも、生まれた時から
公的な認知をうける。
結婚と同棲の違いも、
そこにあります。
同棲は恋愛なので、
別れるのも自由です。
たとえ両家が知っていても、
離婚問題ほど大きな
問題にならないのです。
同棲から結婚に至るカップルは、
男性がカギを握ります。
もし、そんな先行きの分からない
ことに振り回されたくなければ、
同棲を始める前に女性から
条件をつけることが必要です。
例えば、結婚式の前の
3ヶ月間だけ、同棲をするとか。
こういう場合は、
男性の意識が違ってきます。
けれども、
勢いで同棲した場合は、
男性の職場にも関係しません。
結婚しているわけではないので、
職場に知らせる必要が
ないからです。
これは、
男性には大きな違いです。
男性にとっては、
結婚となると大きな
責任を感じる人が多い。
でも、同棲は違います。
自分の親族や職場の人々にも、
お披露目する機会を
設けることもない。
普段の生活は、
結婚とほとんど同じなのに
誰にも知らさなくて良い関係。
これほど都合の良いことは
ありません。
生活費も割り勘で、
同居しているみたいなもの。
3年も経つと
責任感も感じない男性は、
浮気をしたり。
新しい恋人ができると、
別れも簡単に言い出します。
正式に婚約を
していた訳ではない。
結婚式場を
押さえている訳でもない。
どちらにせよ、長すぎた春は
うまくいきません。
結婚する機会は、
授かり婚くらいのものです。
似て非なるものが恋愛と結婚、
同棲と結婚です。
婚約破棄は、
恋愛が結婚に移行できなかった。
だから、そこまでの
ご縁だったと諦めましょう。
失恋と同じです。
なぜなら、
婚約破棄から復縁できる
確率は20%。
そこから、結婚まで
たどり着けるのは10%
という狭き門だからです。
一度、うまくいかなかったものは、
やはり見えない理由が
潜んでいるのです。
こだわりが過ぎると、
執着にしかなりません。
誰も、幸せになれないものです。
どちらにも、まだ
出会わなければいけない
お相手が待っています。
あなたにたくさんの
学びを与えてくれた恋人に
感謝しましょう。
そして、
恋愛のお相手からは卒業して、
人生のパートナーとなる
結婚のお相手に
会いに行ってくださいね。
あなたの婚活を
応援しています!
相談所名:ほのかの縁結び
仲人氏名:吉田帆伽(ほのか)
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